必要な保険と不要な保険!入るべき保険を生保レディが解説!

前回の記事

  • 「とりあえず保険には入ってるけど、これって本当に意味あるの…?」
  • 「月々の保険料をもう少し抑えたいけど、どれを削ればいいのかわからない…」
  • 「必要な保険と不要な保険を教えてほしい!!」

保険に関して、このような不安や疑問をお持ちではありませんか?

「最低限に必要な保険は何なのか」考えたことはありますか?

結論から申し上げると、保険は万が一に備えるのが基本なので、最低限の必要な保険だけに入ることが鉄則です!保険の支払いが0なのが理想的です!

「え?保険がないと不安?」

 
落ち着いて下さい!本当にその保険、必要な保険ですか?
Sho

日本人は基本的に保険に入りすぎです。日本は世界の中でもトップクラスに社会保障がしっかりしています。

それにも関わらず不要な保険を入っている人が多いので、皆様もなんとなく不安で保険に入っていないかを是非チェックしてください。

この記事を読めば、保険にあまり詳しくない人でも最低限入るべき必要な保険がわかります。

今回も、前回(記事リンク)に引き続き、生保レディである阿部さんにお話を伺っていきます。
Sho

新卒で保険業界に入社し、保険を販売する営業職をなさっている、保険のプロである生保レディの阿部さんから、本当に入るべき必要な保険と不要な保険をご紹介頂きますので、最後まで読んでみてください。

強引な勧誘等は一切ございませんので、安心してお読み下さい!
Sho
この記事を読んでわかること
  • どの保険が加入すべき必要な保険か
  • 各保険でどのような保障がされているか
  • 特定の保険が加入すべき必要な保険 or 不要な保険かを判断するための基準

生命保険の加入率と保険の選び方

日本人は保険という言葉が大好きな保守的な国民性を持っています。

その悲しき習性が故に必要以上に保険に加入している国民です。

※事実、日本は世界各国から保険市場のドル箱だと言われています。

くやぴぃぃぃー!!!
Sho

冒頭でもご紹介させて頂いた通り、あくまで「保険」は「なにかあったときのための備え」です。

日常的に保険が必要になる自体はあまり多くありません。

自分にとって必要な保険を知るためには、自分にはどんなリスクがあり、どこまで備えておくかを知ることが必要です。

保険大国日本

日本は保険大国と言われています。

実際に保険を扱っているプロからお話を聞いてみます。

阿部さん、前回(記事リンク)は保険ってそもそも何?ということや、大まかな保険の分類を教えて頂きました。
Sho
今回はそれを踏まえた上で、一般的に加入すべき必要な保険や、各保険の保障内容、必要な保険/不要な保険の判断基準について教えて頂ければと。

あ、営業トークは抜きで、むしろ業界の裏側も教えてください!!!

Sho
かしこまりました(笑)。
具体的な保険のお話に入る前に、日本人の保険加入の現状についてご共有できればと思います。
日本人は保険に入りすぎだと言われています。

生命保険料総額の国別ランキングでは、1位がアメリカ、2位が日本、3位イギリス、そして4位フランスです。

アメリカには日本のような公的な健康保険制度がありませんので1位なのも納得です。

しかし、日本は高度な国民皆保険制度があるにも関わらず、2位であり、多くの人が生命保険に加入していることがわかっています。

生命保険文化センターによると、生命保険(個人年金保険含む)の世帯加入率は約88.7%で、10世帯のうち約9世帯が何らかの生命保険に加入していることになります。

※2018年度「生命保険に関する全国実態調査(平成2018年12月発行)」

加入していないShoはマイノリティ..
Sho
生命保険の中身をよく見てみると、がん保険のような保障系の生命保険は、日本以外ではわずかしか売れていません。他の国では必要な生命保険に入っているのが現実です。
日本では無駄な保険に入っている人が多いのです。テレビでおなじみのアヒルがモチーフの会社は、日本がドル箱つまり稼ぎ頭になっていることをご存知ですか?日本こそが世界トップの保険大好き国家なのです。
アヒルの会社ってどの会社ですか? 具体的な社名が知りたいな~なんて(笑)
Sho
なぜ、日本人はこれほどまでに保険に対してお金を支払っているのでしょうか。

その理由の一つが日本人の国民性です。

物事を合理的に考えて決断するよりも、大多数の人の判断基準(いわゆる常識や通例)に従ってしまうような国民性が根本にあると言われています。

(スルーされてもうた。。)
Sho
社会人になったら保険に入る、結婚したら保険に入る、子供ができたら保険に入るという日本人のような感覚を米国人は持ち合わせていません。

リスクを考え、自分でどうしようもない部分を保険でカバーするというのが他の国の基準です。

極論すると、残された家族がきちんと生活を立て直すことができるなら、保険はいらないのです。
私も仕事モードのときは「万が一のことがあれば残されたご家族に苦労をかけないために、一生困らないだけの保険をかけておくことが大黒柱の責任ですよ!!」と言っています。(営業トークです)

キャリア形成における保険の考え方

では保険はまったく必要ないか?と言われるとそうではありません。

万が一を防ぐために保険は存在します。キャリアを構築していく上で大事な保険の考え方を学びます。

次に、キャリア構築において保険がなぜ重要なのか解説します。

自分が今後どういう人生を歩みたいのかを考える際に、自分ひとりでは絶対に対処できないリスクというものを考える必要があるのです。
その大きなリスクに対して、保険という形で備えておく必要があります。

もし、そのリスクが自分や保険でカバーできていない場合、長い時間をかけて築き上げてきたご自身の努力やキャリアがたった1回のアクシデントで台無しになってしまうことになる恐れがあります。

これに関しては前回(リンク)にもお話させて頂きましたが、例えば自動車事故等で人に怪我を負わせてしまったときや、人の財産に損害を生じさせた場合には、時に数億円単位での賠償が発生することを想像してみたください。
前回もこの話を聞いて、肝が冷えました。意気Sho沈です。
Sho
備えるべき大きなリスクに対して保険でケアをすることは重要です。それとともに必要以上に保険に加入してしまい自身の家計を苦しめないようにすることも重要です。
加入する必要がない不要な保険に多額の保険料を支払っていて、家計を圧迫して、本来溜まっていたお金がないばかりに買えたはずの物、受けれたサービス、挑戦できたチャンスを棒に振ることは本末転倒です。

実際に月々の保険料を合計すると、「自分たちが想像していたよりも保険料をたくさん支払っていた…!」という方もかなりの数いらっしゃるはずです。

そのような事態を避けるために、自分にとって必要な保険と不要な保険を見極めることが重要です。

この記事を読んで、改めて考えるきっかけにしてみてください。

バランス感覚が大事ですね。
Sho

“保険に対する心構え”まとめ

  • 多くの人は不要な保険に加入している
  • 自分にとって本当に必要な保険に加入すべし
  • 保険加入の際は、保険料と家計とのバランスを考慮する

損害保険は必要?損害保険には基本的には入るべき!

先述で、日本では必要だから保険に入るのではなく、なんとなく保険に入っている現状をお伝えしてきました。

ここからは、実際にどんな保険が必要なのか深堀りしていきます。

以上、保険の心構えについてお話させて頂きましたが、これからは具体的にどの保険に入るのがオススメかお話していきます。

ココからが本丸!!
Sho
まず結論から申し上げると、損害保険への加入はおすすめします。
いきなりの直球ストレートボール!
Sho
損害保険は「モノや財産」に関わるリスクに備える保険のことです。

代表的な損害保険の例を挙げると、1.自動車保険、2.火災保険、3.地震保険、4.個人賠償責任保険の4つです

損害保険は、偶発的な事故や災害が起こった時に経済的なダメージを軽減します。そのほかにも、相手に対する賠償リスクに備える保険もあります。
損害保険は一般的に一人当たりの保険料が安く、もしもの事態に備えて保険で備えておくことをオススメします。

先程の自動車での事故や、他人の財産の破損等はありふれた話ですので、この損害保険が必要となる場面は少なくありません。

なるほど、損害保険には加入っと、メモメモ。
Sho
損害保険の代表的例である、1.自動車保険、2.火災保険、3.地震保険、4.個人賠償責任保険、それぞれについてご説明していきます。

1.自動車保険は必要?

まずは、自動車保険についてです。自動車を所有している人の多くが自動車保険に加入していると思います。

その一方で、自動車保険に入るべき本当の理由をご存知でしょうか?

全く分かりません!ノリで入っとります!
Sho
自動車保険の加入率は高いものの、Shoさんのように、自動車保険の必要性について正確に答えられる人がいないのがほとんどです。

具体的な事例をご紹介しながら、自動車保険の必要性について解説します。

自賠責保険では補償できない範囲をカバーできる

そもそも自賠責保険とは、すべての車に加入が義務付けられている強制保険です。

自賠責保険の大きな特徴は、人身事故のみを補償する点です。対物事故については一切補償されません。

実際に損害保険会社の事故担当者として業務をしていた際に、相手方が自賠責保険しか加入していなかったケースがありました。

高価な車との接触事故だったため、賠償金額も数百万円に…。民間の自動車保険に加入していなかったため、保険は一切適用できず全額を実費で負担することとなりました。

任意の保険に入っておらず、自賠責保険だけしか入っていないケースで大きな事故に発展してしまうと、人生を大きく狂わしてしまうほどの大きな損害の責任を負う場合も多いのです。
自賠責保険の補償限度額は以下の通りです。
  • 死亡:3000万円
  • ケガ:120万円
  • 後遺障害:最悪ケースで4000万円
意外と補償が手厚い!?
Sho
一見すると、かなりの金額が補償されるように思えますが、実際に死亡事故を起こしたら上記のような金額ではカバーしきれません。

年齢や性別、職業を問わず、昨今では数千万円から1億円を超える賠償金額を請求されることも珍しくないのです。

例えば、死亡事故を起こしてしまって8,000万円の賠償金額を請求されたとします。

この場合は自賠責保険から3,000万円支払われますが、残りの5,000万円は全て自己負担です。

自力で支払えない場合は貯金や財産などは差し押さえられ、生涯にわたり、給与などを賠償金の支払いに充てることになる可能性もあります。

これだと、ケチらずに自動車保険に入った方がいいですね
Sho
対人事故だけでなく、対物事故についても保険でカバーしましょう。

物損事故は人身事故ほどではありませんが、高額になることが多々あるんです。

最近よく耳にするニュースで、アクセルとブレーキを間違えて店に突っ込んでしまうような事故を例に考えてみます。

窓ガラスの修理代がもちろんのこと、その事故でお店が営業できなかった場合には店舗の休業補償なども賠償額に含まれてしまうのです。

対物事故の場合は、自賠責保険は適用できないので全て自己負担となるので、その点はしっかりと考慮しておきましょう。
自分は対物事故を起こしそうなので、保険加入済みです。
Sho

コラム:車両保険の必要性について

自動車保険に関連して、車両保険って必要なんでしょうか?

車を買うと必ず勧められるんですが、高いんですよね。。

Sho
車両保険については、必要な人とそうでない人が大きく分かれます。
個人が契約する自動車保険では、2つのタイプの車両保険があります。(それぞれの名称は各社で異なります。)
  • オールリスクタイプ(一般車両保険)
  • 限定タイプ(車対車+A)
車両保険は、車両価格によっても変わりますが保険料としては安くありません。そのため、車両保険を付帯しない契約をしている人も多いです。

しかし、保険料が上がってしまうという理由だけで車両保険を付帯しないという判断は避けたほうが良いでしょう。

保険料の高さで、車両保険付帯を断り続けた過去の俺サヨナラ。。
Sho
以下の3つのケースに該当する場合は、車両保険も付帯しておくことをオススメします。
  1. 新車or高級車の乗っている
  2. 免許取りたて、運転技術に自信がない
  3. ローン残高が残っている
上記の3つのケースについて、それぞれ詳しく解説していきます。

①新車or高級車に乗っている

新車や高級車などの高価な車に乗っている場合には、車両保険をつけたほうがいいです。

理由としては、ちょっとした事故などで修理が必要になった場合に多額の修理代がかかるケースがあるからです。

特に外車の場合は、修理するパーツや部品などを海外から取り寄せる必要が出てくるケースも多く、輸入コストなどから多くの費用がかかります。小さな部品ひとつで数十万円かかる場合も…。

②免許取りたて、運転技術に自信がない

免許を取得したばかりだったり、運転に自信がなかったりする場合にも車両保険はつけておいたほうが良いでしょう。

車両保険をつけていれば、事故が多い車庫入れや駐車場での多歪事故などにも備えることが可能です。

ただし、車両保険でもオールリスクタイプのプランに加入していないと自損事故は補償されないので注意してください。

ちなみに、免許取り立て1年以内に事故を経験したひとは6人に1人に登ります。

免許をとって運転しない人を除くと実際は免許取り立ての人が事故に合う確率は高いはずです。

③ローン残高が残っている

新車をローンを組んで購入した場合も、車両保険はつけておいたほうが良いでしょう。

ローンの大部分が残った状態で事故を起こして廃車にしてしまった場合、ローン残高の支払いと車の買い替えを同時にしなければなりません。

このようなケースでは経済的な負担がかなり大きくなってしまいます。

車両保険に加入していれば補償金額をローンの返済に当てることもできるため、車両保険の付帯をオススメします。

その一方で、長年同じ車を使っている場合や貯蓄で修理費をまかなえる場合は車両保険に入る必要はありません。

上の①から③のパターンでもまずは1年は車両保険に加入し、その後に保険をやめるなど、ご自身の状況に合わせて判断しましょう。

車両付帯保険については、必要な状況なら加入がオススメという感じですね。
Sho

2.火災保険は必要?


次に火災保険の必要性について解説します。

ご自宅の火災保険がどのような内容なのかを正確に把握している人は多くありません。

自動車保険と同様に、火災保険は誰もが加入するべき重要な保険です。

具体的な事例をご紹介しながら、火災保険の必要性について解説します。

Shoさん、火災保険はなぜ必要だと思いますか?
そりゃあ、ついうっかり家を燃やしちゃったりするから?
Sho
(うっかりは燃やさんだろ…)
仰るとおり、自分で火事を起こしてしまった場合はもちろんですが、自分に一切の落ち度がないにも関わらずもらい火に巻き込まれたりするケースがあるからなんです。
日本には、通称「失火責任法」と呼ばれる法律が存在します。

火元が重大な過失で発生させた火災でない限り、延焼先に対する賠償責任は生じないと定められているのです。

隣家の火災で自宅がダメージを受けても損害賠償はできない場合があります。

これは自分のせいでないだけに、補償がないと悲しいですね。本当に泣いちゃう。。
Sho
また、火災そのものの被害だけでなく、近隣住宅の消火活動によって重大な損害を被る場合もあります。

例えば、狭い路地に面した住宅などでは、消防車が火元に到達できずにさらなる延焼を防ぐため近隣の延焼家屋が取り壊されることもあります。

マンションは、一戸建ての建物や木造建築の建物よりも延焼のリスクは高くありません。

ただ、マンションの場合は隣人と壁一枚で仕切られているため、ベランダや玄関ドアからの延焼や消火活動の際の漏水などの二次災害を受ける可能性があります。

万が一の場合に備えて、貯蓄で火災リスクをカバーできる人以外はどんな家に住んでいても火災保険への加入がオススメです。
どんなに自分が用心深くても、他人のミスはどうしようもないので、加入するのが良さそうですね。
Sho

意外と知られていない火災保険の補償範囲の広さ

火災保険という名前ですが、火災だけではなく、風災、落雷、爆発などもセットで補償されるプランが多いのです。

オプションで水漏れや盗難のリスクにも備えることが可能です。

おお、隕石が落ちてきても大丈夫な安心感ですね。
Sho
火災保険で盗難のリスクもカバーできるなんて知らなかった人も多いのではないでしょうか?

さらに、下記のような事故でも火災保険が使えることがあります。

  • 子供が自宅で遊んでいて、テレビ画面におもちゃをぶつけて壊してしまった
  • 模様替えで移動中の家具を落としてしまい、家具が壊れてしまった
上記のようなケースで火災保険がどのくらいの金額をカバーできるのか、について気になる方も多いのではないでしょうか。
子供が誤ってテレビを壊してしまったケースを例に挙げて解説します。

壊れたテレビ代ですが、基本的には修理代が全額補償されます。しかし、なかには修理ができないような場合も…。

その時は、壊れたテレビの同機種または後継機種の販売価格が補償されます。

私の友人が請求した時は、6万円の修理代が全額補償されたそうです。
保険会社に保険金を請求する際に必要なものは、以下の3つです。
  • 壊れたテレビの写真
  • テレビの型番シールの写真
  • 修理の見積もり
上記の事故が補償対象となるためには「不測かつ突発的な事故」である必要があります。

また、火災保険の補償範囲に家財を含めた上で「破損・汚損も補償対象としていることが必要です。

契約時に保険料を安く抑えるために補償を外している場合もありますので、保険証券を確認しましょう。

火災保険のオプションはニーズに応じて付けるといい感じです!
Sho

3.地震保険は必要?


地震大国である日本住んでいる以上、地震保険の加入はオススメします。

火災保険とセットでしか加入できないので、地震保険に加入したい場合は火災保険への加入が必須です。

WindowsとInternetExplorerみたいに、抱合わせなんすね!
Sho
(例えがわかりにくい…!)
2016年に起こった熊本地震の際に、私は地震保険関係の業務をサポートするために熊本に行き、保険金支払い業務に立ち会った経験があります。

地震保険の支払いはスピード重視で行われていることが多く、簡易的なチェックで保険金が支払われるのです。

地震保険には建物と家財それぞれに選択して補償が付帯できます。地震保険の支払いは、地震後に”鑑定人”と呼ばれる専門家が現地に出向いて直接チェックを実施。

実際に、建物の保険金支払いの基準は非常に高いのでなかなか保険金が支払われるレベルの損傷を認められるケースは少ないです。

その一方で、家財の補償は比較的簡単に認められるケースが多かったです。

割れた食器や壊れたテレビなどを写真に収めて写真をとっておくことで、それが証拠として保険金の支払いが受けられることがあります。

少し踏み込んだ話をお伝えしますと、地震保険の家財の補償はどれだけの量の家財が壊れたのかという点はあまり関係がありません。

言い換えると、食器棚が倒れてどれだけお皿が割れてしまっても補償額が大きくならないのです。

地震保険の家財に関する保険金の支払いは、項目ごとにチェックをする仕組みになっています。

寝具類・食器類・家電類・衣類などカテゴリーごとに分類されていて、どれだけ広範囲の家財が被害を受けたのかという情報を元に保険金が支払われます。

これは知らなかったです。さすがはプロ!!
Sho
先ほどもお伝えしましたが、地震保険は支払いのスピード感が重視されている傾向があります。

そのため、このような簡易的な基準が設けられているのです。

地震が起こった直後には、経済的な負担が大きくのしかかるケースが多数です。

実際に電話で対応をしていて、保険金が支払われることがわかって安堵の涙を流される方もいらっしゃいました。

今後も大地震が起きるリスクがありますので、地震保険は必ず入っておくことをオススメします

僕も入らなきゃ汗
Sho

4.個人賠償責任保険は必要?


次に、個人賠償責任保険について解説します。

個人賠償責任保険という言葉を聞いて、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

個人賠償責任保険は、「個人」が人にケガをさせてしまったとか、物を壊してしまったなど法律上で損害を賠償しなければならない事故を起こしてしまった場合に備える保険です。

個人賠償責任保険補償の対象となるケースには、以下のようなものがあります。
  • 自転車で走行中に、歩行者と接触してしまった
  • 散歩中、飼い犬が他人を怪我させてしまった
  • 洗面台の水道を出したまま就寝してしまい、溢れた水が下の階に漏水してしまった
子どもが自転車を運転中に、人と接触して相手が重い障害を負ってしまうなど、最悪のケースでは1億円近い賠償金額となった事例も報告されています。
汗が。聞いていて冷や汗が。。
Sho
個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険に特約という形で加入可能です。

保険料は、保険金額による違いや保険会社による違いがありますが、年間で1000円~3000円程度と非常に安く設定されています。

個人賠償責任保険は、家族全員を補償対象としているため加入しておくのがオススメです

抱合せが多いっすね。
Sho
自動車保険と火災保険の両方に付帯しているケースもあるので、保険が重複しないように保険証券を確認しておきましょう。
ここまでの話を、表を使ってまとめてみました。

今回はあくまで保険料の目安をお伝えするために、ネット系の損害保険の保険料を掲載しております。

実際に加入する保険を決める際には保険料だけではなく、オプションやアフターサービスなども含めて検討してください。

強引な勧誘がない安倍さんは本当仏ですわ。
Sho

 

“損害保険には基本的には入るべき!”まとめ

  • 損害保険の代表は1.自動車保険、2.火災保険、3.地震保険、4.個人賠償保険の4つ
  • 4つの保険には基本的に加入すべし
  • 各保険のオプションが多様なので、必要なオプションのみ加入する

生命保険は必要?

ここまで多くの人にとって必要な保険についてご説明してまいりました。

損害保険への理解が深まったところで、生命保険についても深堀りしていきます。

続いては、生命保険について解説します。主に、「ヒト」に関わるリスクに対して備える保険のことです。
冒頭でいらない子扱いされてたやつですね。
Sho
基本的に、多くの人にとり生命保険は不要な保険でしょう。
生命保険は、病気やケガで自分や家族に万が一のことが起こったとき、残された家族の生活を金銭面でサポートする保険です。
生命保険は少し複雑な構造になっており、基本的には定期保険と終身保険、養老保険の3種類の組み合わせで構成されています。
また抱き合わせですやん笑
Sho
生命保険に関しては、「とりあえず入っておいた方が良いかな」というぼんやりとした考えは捨てましょう!
独身である場合と結婚して子供がいる家庭とでは生命保険の必要性が大きく異なります。

生命保険に加入しようか悩んでいる人が考慮すべき点は、残された家族が生活を立て直すまでに必要な資金を準備するという点です。

以下で、詳しく解説していきます。

独身や既婚(子供なし)の場合

1つ目のケースは、「独身または既婚(子供なし)」のパターンです。

独身である場合、もしくは結婚しているけど子供がいない場合には生命保険は不要な保険であるケースが多いです。

独身の場合は、死亡保障はほとんど必要ありません。

「自分が死んでから人に迷惑はかけなくないし、自分のお葬式代だけは準備しておこう」という人は、数百万円の保険金が出る掛け捨て型の安い保険に入っておけば良いでしょう。

あ、俺のことや
Sho
結婚している場合は、共働きかどうかという点で変わってきます。

共働きではない場合、働いている側にもしものことがあったときにその後の生活費が心配です。

働いている人が亡くなった時に残された人が生活を立て直すまでに必要な資金を準備しておきましょう。

共働きの夫婦の場合は、独身の人と同様に生命保険はほぼ不要な保険です。

既婚(子供あり)の場合

2つ目のケースは、「既婚(子供あり)」のパターンです。

既婚で子供がいる場合には、生命保険の考え方はガラリと変わります。

親の責任として、子供が成人するまでの間は最低限の生活を守ってあげることが重要です。

子供がいる場合の生命保険の考え方ですが、公的保障と企業内保障を考慮に入れておきましょう。

公的保障と企業内保障でもカバーできない部分を、任意の生命保険で補うようにします。

残された家族がどんな生活水準で成人まで守ってあげるか、というのがポイントです。
子供以前に独身ですが何か?
Sho
。。。(無言)

コラム「遺族年金」という制度をご存知でしょうか?

生命保険を考える際は、遺族年金も知っておくべきです。

生命保険を考える上で遺族年金は外せません。

Shoさん、遺族年金はご存知ですか?

いや、全然知らないっす。
Sho
国民年金・厚生年金を支払っている人が亡くなった場合に残された家族が受け取ることができる年金です。

配偶者の前年年収が850万円未満の人は遺族年金を受け取れます。

子供の有無や人数、配偶者の年齢などによって金額が変わってきますが、遺族年金は大きく分けて、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2種類です。
遺族基礎年金の金額は「78万100円+子どもの人数に応じて加算される」で決定します。

第1子と第2子にはそれぞれ年間22万4500円がプラスされ、第3子以降は1人につき7万4800円がプラスに。

具体的な例をあげると、子供が1人いる場合は78万100円プラス22万4500円で100万円以上の金額が受け取り可能です。

遺族厚生年金は支払った保険料に応じてもらえる金額が変わり、夫が老齢厚生年金として受けとるはずだった老齢厚生年金の4分の3相当額がもらえます。
公的保障である遺族年金のほかに、会社員であれば企業内保障という制度も…。

会社によっては死亡退職金や死亡弔慰金、遺児・育英年金といった制度が充実しているところもあるのです。

お子さんがいる場合であっても、生命保険に絶対に入らなければならないということは決してありません。

公的保障・企業内保障も考慮に入れた上で、生命保険の必要性は考えておく必要があるでしょう。

以上のお話を聞いて、それでも加入したいという方も一定割合でいらっしゃると思うので、下に表をご用意しました。加入の際にご参考にして下さい。
さすがプロ!読者への配慮がまぶしいっすね。
Sho

 

生命保険への加入はケースバイケース?まとめ

  • 生命保険は多くの人にとって不要な保険
  • 生命保険加入が必要なケースは既婚で子供あり等の限定された場合
  • 加入の際は遺族年金・企業内補償も考慮に入れる

“必要な保険と不要な保険!入るべき保険を生保レディが解説!”まとめ

今回の記事では、本当に必要な保険について、損害保険と生命保険に分けて詳しく解説していきました。今まであまり知らなかったような話も多かったのではないでしょうか。

何度もお伝えしていますが、保険は必要最低限のものに加入しておくことをオススメします。保険料は決して安いものばかりではありません。不要な保険に毎月のように保険料を支払うことは非常にもったいないです。

うう、保険料がボディブローのように痛い。。
Sho

生命保険も含め、人によって必要な保険/不要な保険は違います。周りの人に合わせて考えるのではなく、自分のために本当に必要な保険取捨選択するようにしましょう。

またこの記事を読んだ方は、ファイナンスの情報をまとめたこちらの記事も合わせてお読みいただけると、お金の教養をより高めることができます。

>>ファイナンスの知識は超重要!今もらえる100万円と10年後にもらえる150万円。あなたは選べますか?

では、最後にこの記事のまとめです。

記事のまとめ

ここ画像自動入力

  • 保険は必要最小限度のものに加入。
  • 損害保険には加入すべし。
  • 各損害保険のオプションは必要に応じて検討し、家計とのバランスを。
  • 生命保険は基本的に不要。

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