- 「正直、保険ってイマイチよくわからないんだよね…」
- 「とりあえず入ってるけど、保険って本当に必要なの…?」
- 「保険ってどんな保険があるんだろう…?」
保険に関して、このような不安や疑問をお持ちではありませんか?
この記事では保険とは一体どういうものなのか、保険にはどんな種類があるのかということを解説します。
結論から言うと、保険は万が一に備えるのが基本なので必要最低限の保険だけに入りましょう。そして、自分にとっての最低限を知るために保険の基本知識を身につけましょう。
- 保険についての基礎知識
- 保険の種類
- 加入しておくべき保険
保険の全体を知れば怖くない!
そもそも、保険とは一体何なのでしょうか?
これから、「保険」というものを徹底的に解説していきます。
保険を解説するに当たり、保険のプロである保険営業セールスレディの方にお話を伺いました。
安倍菜摘さん(仮名)は新卒で保険業界に入社し、保険を販売する営業職をなさっている、保険のプロです。
保険の仕組み
現在の海上保険のようなシステムで、出港前に船のオーナーが銀行からお金を借り、船本体や積荷を無事に運び終えたら利息をつけて返済するという仕組みでした。
福沢諭吉が著書の中でヨーロッパの『近代的保険制度』を紹介したことがきっかけとなりました。
例えば、自動車事故や火災、病気やケガ、地震や台風などの自然災害などです。
日常の中に潜むリスクの例を挙げればキリがありません。
同じリスクを抱えている人たちがお金を出し合って、対処できないような大きなリスクに備える仕組みが保険なのです。
キャリアにおける保険の考え方
その大きなリスクに対して、保険という形で備えておく必要があります。
統計情報から考えると、自動車事故は67秒に1件ほど発生しています。
もちろん、自動車を軽くぶつけてしまったような小さな事故もありますが、人の命が関わるような大きな事故も発生します。
最近のケースでは、1つの事故で数億円もの賠償金が発生することもあります。
このような事故を起こしてしまうと多額の借金を背負うことになり、あなたのキャリアは大きく変わってしまいます。
今の話はかなり極端な例ですが、それ以外にも保険さえ入っていれば何とか踏みとどまれるようなケースがあります。
自分で何とかできてしまうようなリスクに対して保険でリスクヘッジをする必要がありません。
自分のキャリアを考えるうえでも、保険には正しく入るようにしてください。
保険の種類
Shoさんの言われたとおり、代表的な保険の例を挙げると、自動車保険や火災保険、生命保険、医療保険などがあります。
以前まで、第三分野の保険はアフラックなどの外資系の保険会社が独占していました。
少しわかりづらい部分もあると思うので、それぞれの分野でどのような保険があるのかをこれから詳しく解説していきます。
- 第一分野(生命保険分野)
- 第二分野(損害保険分野)
- 第三分野の保険
第一分野(生命保険分野)
第一分野は、主に「ヒト」に関わるリスクに対して備える保険のことです。
保険という言葉を聞いたら、まず思い浮かべるのが生命保険だという人も多いのではないでしょうか。
生命保険は少し複雑な構造になっており、基本的には定期保険と終身保険、養老保険の3種類の組み合わせで構成されています。
生命保険に付随する貯蓄は手数料なども多く取られてしまっているケースがほとんどです。
貯蓄などはつみたてNISAやiDeCoなどを活用した方がいいでしょう。
定期保険
保険期間中に死亡または高度の障害を抱えてしまった場合に保険金が支払われます。
保険期間を過ぎてしまうと一切お金が受け取れない、いわゆる”掛け捨て型”の保険です。
お子さんなどが成人するまでの期間を保険期間に設定すれば、万が一のときにも安心です。
終身保険
そのため、期間が決まっている定期保険と違って保険を解約しなければ必ず保険金が受け取れます。
解約した場合には、解約返戻金としてお金が返ってくるのも大きな特徴です。
養老保険
養老保険の大きな特徴は、保険期間中の死亡保険金と無事に満期を迎えたときの満期保険金が同じ金額ということです。 ある程度の保障を確保しながら、お金を貯めたい人には良いかも知れません。
"第一分野(生命保険分野)"まとめ
- 生命保険に加入するなら定期保険がオススメ
- 終身保険は一生涯の保険
- 貯蓄型の生命保険はオススメしない
第二分野(損害保険分野)
第二分野である損害保険は「モノや財産」に関わるリスクに備える保険のことです。
そのほかにも、相手に対する賠償リスクに備える保険などもあります。
結論から申し上げると、第二分野である損害保険には入っておいた方が良いものが多いです。
損害保険の中にはユニークな商品もあり、ドローン保険や迷い猫保険などもあります。
自動車保険
自動車保険は自賠責保険ではカバーできない部分を補うことができる保険となっています。
しかし、自賠責保険は対物リスクに関しては一切補償が受けられません。高価な車を破損させてしまった場合などには多額の支払い義務が生じる場合があります。
自賠責保険に入っている人でも、民間の自動車保険には必ず入ったほうが良いでしょう。
火災保険・地震保険
火災保険という名前ですが、火災だけではなく、風災、落雷、爆発などもセットで補償されるプランが多いです。
オプションで水漏れや盗難のリスクにも備えることが可能です。
火災保険では補償されない地震のリスクをカバーすることができます。
個人賠償責任保険
例えば、自転車事故を起こしてしまった際には、この保険が役に立ちます。
その他にも、飼い犬が他人に噛み付いて怪我をさせてしまったケースなどにも保険が適用できます。
自動車保険や火災保険と一緒に加入している人も多いので、保険証券を確認してみてください。
”第二分野(損害保険分野)”まとめ
- 損害保険は入っておいたほうが良いものが多い
- 火災保険・地震保険はカバー範囲が多い
- 個人賠償責任保険は入っておくこと
第三分野の保険
あまり聞いたことがない方も多いかもしれませんが、第三分野の保険というものがあります。
医療保険
医療保険は、病気やケガによる手術や入院にかかった費用に対して備える保険だと言えます。
入院1日あたりで5,000円というように、定額で支払われるようなプランが多いです。
がん保険
最近、よくCMなどでも目にすることが多いのではないでしょうか? がんは日本人の多くがかかる病気ですので、備えたいと思う人も多くいるでしょう。
ペット保険
最近ではペットを飼う人も増え、ペット保険の契約件数は年々伸びています。
もちろん、自分で払えるのであれば全く問題ありませんが、なかには難しい病気になってしまうケースもあり、継続的に多くの費用がかかることがあります。
こういった高額の出費をカバーするのがペット保険です。
”第三分野の保険”のまとめ
- 第三分野の保険は大多数にはメリットがない
- がん保険は日本が大きなマーケット
- ペット保険は年々伸びている
まとめ
今回の記事では、保険の概要や保険の種類などを詳しく解説していきました。こんなことはもう知ってるよと思われた方もいるかもしれません。
しかし、保険を考えていくうえで基本的な知識をまず身につけておくことは非常に重要です。
繰り返しにはなりますが、保険は必要最低限のものに加入しておくことをオススメします。
自分の人生を大きく揺るがしてしまうような大事故に備えて、今のうちからしっかりとリスクを分散させておきましょう。必要以上に未来のリスクを恐れる必要はありません。
備えるべきものにはしっかりと備えておく。これが保険の正しい考え方です。
まずは、自分が今どのような保険に入っていてどのようなリスクをカバーできているのかを整理してみましょう。
保障が重複してしまっていたり、カバーしきれていない部分があったりするかもしれません。
そういった重複をなくすことや、カバーがない部分は保険に加入するといったことを出発点に、保険について考えていきましょう!
また保険だけでなくお金全般の教養を高めたい方は、お金の基本をまとめたこちらの記事も合わせてお読み下さい。
>>【図解で解説】お金に一生苦労しないために、いま学ぶべきお金の基本【お金に困らない生き方とは?】
記事のまとめ
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- 保険とはリスクを一人ではなくみんなで分かち合う仕組み
- 日常生活上リスクは常にあり、最低限の保険には加入すべき
- 多数の保険があるが、本当に必要なのはごく一部