- 子育てって大変って聞くけど、夫となにか話しておくべき?
- 結婚もしたし仕事も楽しいけど、子育てとの両立ってできるかな?
- 夫と家事も協力して出来ているし、仕事も順調なのだから、きっと仕事と子育ての両立も上手く出来ると思う!
『キャリアは順調、パートナーとの関係も良好。』
『仕事と子育ての両立も私ならできるはず!やってみせる!』
そんな風に思いながら、いざ出産して子育てが始まると、
「あれ?想像していた生活と違うな…」
「私、子育てより仕事の方が向いているかも…。」
なんてボヤいている人、聞いたことありませんか?
私の周りのキャリアウーマンにもそんな人が多く、かくいう私もその一人でした。
そう思った人は筆者だけではないはずです。
ふと、思いました。
そんな疑問にお答えすべく、『自分1人の力ではどうにもならないことも多い』子育てだからこそ、自分の力を過信せず、パートナーと二人三脚で仕事と子育てを両立させるコツをご紹介したいと思います。
キャリアウーマンとして走り続けたい女性にこそ、知っておいていただきたい5つのコツをお伝えさせていただきます。
- 仕事と子育ての両立に向けた準備が格段にレベルアップする5つのコツ
- 5つのコツを大事にすべき理由
- パートナーと一緒に今すぐできるアクションプラン
【結論】出産前からの準備が大切!仕事と子育てを両立するために夫と5つのことを押さえる
妊娠前から必要なサプリメントや、胎教、出産準備の為の可愛い子育てグッズの情報収集をする。
バースプランに、可愛いお洋服。こんな写真を撮って、出産内祝いはこれにしよう…
仕事の出来るキャリアウーマンほど、事前の準備はとても念入りで、
出産に関わる様々な知識を得て、出産に必要なグッズもしっかり準備する方が多いかと思います。
子供を持つまでは、子供が生まれたあとのことを深く考える人が少ないと思います。
でも、本当に必要な準備は「夫との事前の調整」です!
ではどうして、夫との事前の調整が必要なのでしょうか?
仕事と家事と育児。本当に私一人でできる?
共稼ぎの夫婦、しかも妻がキャリアウーマンだと、家事のメインは妻でも、夫も家事を手伝っている夫婦が多いかと思います。
しかし、『名もなき家事』は、どうしても妻に偏りがち。
子供が生まれる前は、負担にならなかった家事も、子供が生まれて、自由な時間がなくなり、寝不足の日が続くと、何で私ばっかり…となってしまいます。
そして、夫も仕事が出来る妻にどうしても甘えがちになっていきます。
仕事の出来るキャリアウーマンほど、自分でタスクを抱えて、パンクしがちになってしまうのです。
夫に“察して”動いてもらうことは難しい
私の夫は、誕生日に前から欲しかった財布を買ってくれて、、記念日には大好きなお花を買ってくれて、、疲れている日はお気に入りのレストランのテイクアウトを買ってきてくれる。。
私の夫は私のことをよく分かっていて、いつも気が利くの!
そんな素敵な旦那さんも多いと思います。
子供が生まれても、気が利く夫だから、きっとうまくいくと思っていたのに、いざ子育てが始まるとホントに気が利かない。
そんな話をよく聞きます。それはなぜでしょうか?
女性は感覚で“察する”ことが得意です。
一方で、男性は”経験と自信”を積むことで、察することが出来るようになります。
ママとなった女性は、赤ちゃんの泣き声を聞いて、『きっとこうかな?こんなことを言っているのかな?』と試行錯誤しながら育児していくのに対して、男性は経験がないことは出来ないのです。
妻が喜ぶプレゼントやサプライズは、これまでの経験から考えることができますが、育児は未知のもの。
それは妻にとっても同じことですが、夫は感覚的に出来ないものだと理解しておく必要があるのです。
夫を家事・育児の戦力とするために。
では、経験を積まないと育児が出来ないのであれば、夫は永遠に育児の戦力とならないのでしょうか?
それは違います!
仕事ができる夫こそ、経験を積み、自信を付けることで、家事・育児の戦力になる(する)ことができるのです!
家事育児を両立させるには、出産前に夫を戦力とすることが『鍵』となっていきます。
子育てと仕事の両立させるポイントをまとめたこちらの記事も合わせてお読みいただけると、パートナーと力を合わせる重要性を深く理解できます。
>>【子育てと仕事の両立の極意】リクルート&外資で実践して学んだこと−5つのポイントを紹介
なぜ、出産前からの準備が大切なのか?!
- 子供が生まれると、『とにかく時間がない!』
- 子供が生まれると、『夫婦間に生じた亀裂はどんどん大きくなる可能性大』
夫を家事・育児の戦力とするための、「子供を生む前に夫と決めておくべき5つのこと」を紹介していきます。
- 妻だけでなく、夫の会社の出産・育児の制度を調べ利用計画を立てる
- 休暇と給与について、シミュレーションする
- 2人それぞれの家事・育児の分担を考える
- 利用できる産後サポートを調べる
- 産後の働き方を事前に考える
その1:妻だけでなく、夫の会社の出産・育児の制度を調べ利用計画を立てる
妊娠・出産前から、自分の会社の福利厚生制度や産休・育休について調べている女性は多いと思います。
一方でそのような制度について知っている男性は少ないかと思います。
夫の意識を変えていくには、まずは自分で調べるところから始めることが重要です。
この子供が生まれる前の時点から夫を巻き込んで、『子育て』に参画してもらいます。
まずは自分(妻)の会社の制度を徹底的に調べる
とはいえ、まずは自分(妻)の会社の制度についてしっかり調べてみましょう。
妊娠したら、妊婦検診はあるのか、有給か無給か。産休はいつからいつまでになるのか。育休は何年取れるのか。育休中の給与はどうなるのか。
調べた制度は、夫と共有しましょう。共有する際は、『バウチャー』となるものが必要です。
よく女性は男性と話すときに、根拠がわからない話をしがちですが、そのような話し方では、男性は話半分に聞いてしまいます。
雇用規則などを一緒に見ながら、自分(妻)の会社の制度について話してみましょう。
夫の会社の制度も妻同様に調べて、比較表などにまとめる
自分(妻)の会社の制度を共有出来たら、次は夫の会社の制度について調べてもらいましょう。
子供が生まれた場合、どのような休暇の制度があるのか。
妻が出産した日から何日以内に○○日休めるといった制度があるかと思いますが、ここでのポイントは『育休の取得の仕方』をしっかり調べることです。
育休は女性のための休暇と思われがちですが、男性も取得することが出来ます。
しかも、多くの会社では、分割して取得することが出来るので、産後すぐ、妻の育休明け前、など分割して取得することもできます。
ただ、取得の時期や方法など、制度が複雑であるのに加え、2022年秋からは、改正後の新しい育休制度もスタートしますので、事前にしっかり調べておくことが必要です。
【参照】改正育休法成立、知っておきたい“男性育休“5つのポイント
https://www.businessinsider.jp/post-235972
妻と夫の会社の制度を調べたら、それぞれどの様な制度があるか分かるように、一つの表にまとめておくことがおすすめです。
育休取得の注意点
- 育休は「女性」だけでなく、「男性」も取得可能!
- 育休制度は複雑なので、念入りに調べて、夫婦それぞれの制度を整理しておこう!
制度と並行して、取得実績についても調べておく
制度が分かったら、次に妻と夫それぞれ、会社でのこれまでの取得実績についても調べてみましょう。
人事部などに問い合わせをすることで知ることが出来ると思います。
特に男性は、せっかく制度が整っていても、自分が一番となるとなかなか休暇を取得し辛いものです。
過去に何日休んだ人がいるか調べておきましょう。
もしいる場合は上司や同僚の理解も得やすいですが、過去にあまり実績のない場合には、早め早めに周囲の理解を得られるように、根回しをしておく必要があります。
育休の落とし穴
- 制度があるから「安心」ではない!
- 特に男性は「過去の取得実績」について人事部等に確認しよう!
"その1:妻だけでなく、夫の会社の出産・育児の制度を調べ利用計画を立てる" まとめ
- 妻側の会社の制度を徹底的に調べる
- 夫側の制度もまとめて比較表にする
- 夫側は取得実績も調べる
その2:休暇と給与について、シミュレーションする
育休手当は、諸々税金など免除される分を含めると手取り額はあまり変わらない、くらいの知識で育休に突入した方も多いかと思います。
産後何かとお金がかかる中で、しっかりシミュレーションしておけば良かったなと後悔する人は多いのです。
では、どのようなポイントに気を付ければ良いのか押さえておきます。
- 出産予定日から、有給も含めていつから産休に入るか計算する。
- 保育園入園、育休手当も考慮し、いつから復帰するか計画する。
- 夫の育休取得期間とその際の給与(長期の場合は育休手当)を計算する。
出産予定日から、有給も含めていつから産休に入るか計算する。
産休は有給扱いとなることが法律で決まっています。
いつから休みに入るかは、『出産予定日』がキーとなります。
元気な妊婦さんもいれば、つわりが出産前まで続く妊婦さんもいて、自分の体調がどうなるかは妊娠してみないとわかりません。
出来るだけ有給を残しておいて、残った有給をくっ付け、早めに産休に入ることをお勧めします。
産後すぐに復帰の予定がある場合には、子供が体調を崩した場合の有給を残しておく必要もあります。
新年度になると、育休中でも有給が新たに付与されますので、自分の会社の年度変わりは何月なのか、次年度に何日付与されるのかも事前に把握しておくことがおすすめです。
保育園入園、育休手当も考慮し、いつから復帰するか計画する。
“保活”という言葉がありますが、子供を自分の気に入った保育園に入園させることが難しい自治体は未だに多いのです。
一般的には、0歳児の4月に入園することが、一番楽な保活とされています。
自治体によりますが、4月入園の場合には前年の12月頃が願書の締め切りとなるところが多いです。
子供が何歳何か月で復帰するのか、その時期は保育園に入れるのかも考慮する必要があります。
"幼保無償化"という制度、ご存じの方も多いかと思います。
具体的には幼稚園は3歳になる月から、保育園は3歳児クラスから、保育料が無償化となります。
0歳~2歳児クラスは、自治体によって、また各家庭の収入によって保育料が変わりますが、場合によっては認可保育園でも、年間100万ほどかかる場合があります。
保育料の算定は、各自治体に問い合わせすることで事前に知ることができますので、育休手当がいくらなのか、復帰した場合の保育料がいくらになるのかも合わせて、復帰の時期を計画する必要があります。
夫の育休取得期間とその際の給与(長期の場合は育休手当)を計算する。
妻の育休期間の目安が決まったら、夫の育休期間も具体的に考えてみましょう。
産後すぐの数日だけ取得する休暇は有給扱となることが多いかと思いますが、長期取得した場合も是非夫婦で計算してみてください。
夫が育休を取得する場合、妻と同様に、給与ではなく、雇用保険から給付がされます。
妻同様に、税金が免除されますが、何日以上育休を取得した場合など、細かな決まりがありますが、よく制度が変わりますので、最新の制度を事前に調べることをお勧めします。
夫に育休取得をお勧めする時期は、賞与の時期です。
賞与は金額が大きいので、引かれる税金も大きいです。が前述した通り、育休中だと賞与から引かれる税金がなくなります。
タイミングよく育休を計画することで、夫にも前向きに楽しく育休の計画をたててもらうことが出来るのでお勧めです。
また産休や育休のタイミングでお金に苦労しないためにも、ファイナンスの知識をまとめたこちらの記事も参考にして、お金の教養を高めておきましょう。
>>ファイナンスの知識は超重要!今もらえる100万円と10年後にもらえる150万円。あなたは選べますか?
"その2:休暇と給与について、シミュレーションする" まとめ
- 産休に入る日付を計算する
- 保育園入園、育休手当もを勘案し復帰時期を決める
- 夫の育休取得を考え、前向きに育児に参加してもらう
その3:2人それぞれの家事・育児の分担を考える
家事と育児を両立させるには、夫婦の協力が不可欠です。
お互いの状況をみて、それぞれ思いやりをもってうまく分担をすることができれば良いのですが、中々難しいものです。
家庭内のことも仕事のようにタスク化して、『事前に分業すること』が大切です。
- 現在の家事の分担内容を表にまとめる。(分担内容と所要時間)
- 表にまとめたうえで、現状の不満、改善点を話あう
- 家事の新しい分担が決まったら、育児の分担を追加する
現在の家事の分担内容を表にまとめる
まずは現在夫婦それぞれが担当している思いつく家事を、全て洗い出してみましょう。
夫、ゴミ出し5分、妻、洗濯30分といった大まかなものではなく、細かく洗い出すことが重要です。
ゴミ出し一つでも、ゴミ袋のセット、ゴミをまとめる、ゴミを出すなど、タスクは1つではありません。
料理など複雑な家事の場合には、栄養を考慮した献立の作成、冷蔵庫内の食糧の把握・賞味期限の管理、周辺のスーパーの情報収集、食材の買い出し、食材の下ごしらえ、調理、洗い物など、タスクはかなり多いものです。
これらを一覧表にまとめていきましょう。
表にまとめたうえで、現状の不満、改善点を話あう
表にまとめてみると、夫婦でうまく分担が出来ているのか、それとも妻に負担が偏っているのか、などが一目で分かるようになります。
とはいっても、それぞれの就業時間や勤務形態、通勤時間などの負担もありますので、これらも考慮した上で、何か不満、改善点があるのか、どんな解決策があるかを夫婦で話していきましょう。
ただ口で話すのではなく、あくまで仕事と同じように、書きだしたものを共有して、話した内容も残していくことで、お互い冷静に話し合いができます。
家事の新しい分担が決まったら、育児の分担を追加する
家事の新たな分担が決まったら、そこに想定される育児を追加していきます。
夫と一緒に想像してみることが大切です。
あくまで妻主導とならず、「こんなことあるかな?」「こんなことも必要かな?」「どう思う?」と一緒に想像を膨らませて、具体的なイメージを膨らませていきましょう。
育児が実際に始まってみないとわからないことも多いですし、子供が成長していくに従って、育児のタスクも変わってきます。
ここで重要なのは、しっかり分担を決めることではなく、一緒に想像をすることで、夫も当事者として巻き込んでおくことなのです。
家事の分担はシビアに話し合いをしても、育児の分担は、夫婦で楽しく話し合うことを重要視して進めましょう。
"その3:2人それぞれの家事・育児の分担を考える" まとめ
- 現在の家事の分担内容をタスクレベルに落として表にまとめる。
- まとめた表を用いて、改善点を議論する。
- 育児の分担を追加し夫も当事者として巻き込む
その4:利用できる産後サポートを調べる
家事・育児の分担について夫婦で話す際、こんな場合どうする?といった疑問点も書き出しておきましょう。
例えば、お互いの実家が離れている場合、夫が出張中に妻が体調を崩したらどうするのかなど、さまざまなシチュエーションが想定されると思います。
職場の人の話や友人の話も、他人事として聞かずに、うちで起こった場合どの様に対処するかを事前に考えておくことで、実際に起こった場合に慌てなくて済みます。
押さえておくこと
- こんな場合どうする?を周囲の事例も参考に、「自分事」として考えておこう!
お互いの両親からどの程度サポート受けられるか事前に話あう
夫婦のそれぞれの職場の福利厚生は調べたので、現実的に次に頼りになるのは、お互いの両親になります。
近くに住んでいても、仕事をしていて中々サポートが難しい場合もありますし、遠方に住んでいて、一定期間お手伝いに来てもらっても、貸せる部屋があるのかなど、各家庭の状況も含めて事前に話し合ってみましょう。
夫婦だけでなく、お互いの両親にも是非直接聞いてみてください。私の友人でも、あてにしていた実母が来られず、まったくあてにしていなかった義父が戦力になったという場合もあります。
想像だけでなく、当事者としてお互いの両親も巻き込んで一度話してみましょう。
行政のサポート(無償・有償)について調べる
とは言っても、365日誰かしらサポートしてくれる環境というのは稀です。
第三者によるサポートといっても、知らない人にいきなりサポートを依頼するのは心配だと思いますので、まずは信頼のおける行政のサポートについて調べてみましょう。
自治体によって、無償で様々なサポートがある場合もあります。
あまりサポートがないなと思っても、有償のものを調べると色々ある場合もありますので、是非事前に調べてみてください。
一時保育などは、事前の登録が必要な場合が多く、また登録会に行くにも事前の予約が必要な場合が多いです。
事前に調べておいて、必要になる前に、登録が出来るように準備をすすめておきましょう。
妻・夫の会社の福利厚生、地域の民間のサポートについても調べる
余力があれば、使う・使わないに関わらず、行政のサポートだけではなく、民間のサポートも事前に調べてみましょう。
会社の福利厚生として、そういったサポートを利用した際に補助が出ることもあります。
事前に申請が必要な場合もありますので、余力があれば調べてみてください。
"その4:利用できる産後サポートを調べる" まとめ
- 両親からのサポートを事前に話あう
- 行政のサポートを調べ登録まで済ませておく
- 会社の福利厚生と地域の民間のサポートも押さえておく
その5:産後の働き方を事前に考える
夫婦で様々なシミュレーションが出来ると、夫も当事者としての意識が芽生えてきます。
夫婦2人が家事・育児の当事者であるという認識が生まれてきたら、いよいよ、産後どの様に働くかを夫婦で一緒に話してみましょう。
- 育休明けの働き方について、夫婦で話し合う
- 短時間勤務で働けるか、異動が必要か等、出来るだけシミュレーションする
- それでもだめなら、転職した場合の条件を調べる
育休明けの働き方について、夫婦で話し合う
育休明けの働き方について話すポイントは、「妻の働き方をどうするか」ではなく、「夫婦の働き方をどうするか」です。
夫がこれまで通り働きたくて、妻もキャリアを積んでいきたいとなると、どちらかが我慢するのではなく、夫婦で分担して、足りない分はどんなサポートを受けながら働いていこうか、といった話し合いになります。
夫も少し働き方をセーブしたり、在宅勤務を増やして、妻はキャリアを積んでいくパターン、夫婦ともにセーブしていくパターンなど、どれも正解はなく、それぞれの夫婦のパターンがあります。
まずは、夫に「どう働きたいか」を聞いたうえで、妻の思いを伝え、夫婦で話し合っていきましょう。
短時間勤務で働けるか、異動が必要か等、出来るだけシミュレーションする
夫婦でどの様に働いていきたいか話が出来たら、どのくらい実現できるか、会社の制度を調べてみましょう。
ここでも、妻の会社の制度だけでなく、夫の会社の制度も調べることが重要です。
あまり知られていないのですが、妻だけでなく、夫も時短勤務で働ける場合が多いので、さまざまな選択肢があります。
とはいっても、元々出張や転勤が多い部署だった場合には、異動せざるを得ない場合もあるかと思います。
夫婦で話し合いが出来たら、早めに上司と今後のキャリアプランについて話し合う機会を設けてもらいましょう。
それでもだめなら、転職した場合の条件を調べる
色々なシミュレーションをしてみると、今の会社でも働いていけそうだなという思いが生まれてくるかもしれません。
しかしながら、いくらシミュレーションしても、仕事と家事・育児を両立出来るイメージが全くわかない場合もあるかと思います。
その場合は、思い切って転職した場合もシミュレーションしてみましょう。
子供が生まれてからではなかなか転職も難しくなるので、転職の場合には、出来るだけ早く検討することが望ましいです。
転職も前向きに捉えて、是非検討してみてください。
"その5:産後の働き方を事前に考える" まとめ
- 妻の働き方ではなく、夫婦の働き方を考える
- 復帰後の働き方を出来るだけシミュレーションする
- 転職も視野に入れておく
"子供を生む前に夫と決めておくべき5つのこと"まとめ
今回の記事では、子供を生む前に決めておくべき5つのことをご紹介いたしました。
現代では、コミュニティがなくなってきており、ご近所で子供を見たり、祖父母が子供を見ておいてくれることが少なくなりました。
『キャリア』と『家庭』の両立はどこの家族でも問題になっています。
少しでも参考になれば嬉しく思います。
最後に3つのポイントをおさらいします。
ポイント①:家事育児の分担は仕事同様にタスク化することで、夫を戦力化できる
仕事同様に、家事・育児も細分化してタスク化することで、夫も理解が深まり、一緒に“当事者”として話し合いを重ねることで、夫を戦力化することが出来ます。
タスク化して、話合った内容、疑問点や解決方法なども一緒にリストとしてまとめていくことで、妻も感情的にならずに話し合いが進みます。
一度作ったリストは、実際に生活していく中でアップデートしていき、形骸化しないように気をつけましょう。
ポイント②:家事育児の負担、育休の取得などは妻だけに偏らせず、夫婦でベストとなる方法を選ぶ
夫婦二人ともが家事・育児の当事者です。
それぞれどの様なキャリアプランを考えているかを共有し、それぞれが納得いく落としどころを決めていきましょう。
実際に育児が始まると、キャリアなんて二の次!子供優先!となる場合もありますし、子供が好きだと思っていても、やっぱり仕事がしたい!となる場合もあります。
キャリアプランについても、半年に1度は夫婦それぞれが考え直す時間を持ちましょう。
ポイント③:現状に固執せず、両親や民間サポートの力を借りる。それでもだめなら転職も視野に入れる等、柔軟な対応が鍵となる。
育児の当事者は夫婦二人ですが、お互いの両親や、行政や民間のサポートなど、自分たちのライフスタイルやキャリアプランなども重視して、利用できるものは積極的に利用していきましょう。
事前に周囲を巻き込んでおくこと、知らなかったから利用できなかったではもったいないので、しっかり下調べをしておきましょう。
育児をしていく上で、昔はこうだったといった話や、友人や知人は出来ているのだから、自分たちもやらなければいけないということはありません。
夫婦のベストの方法を夫婦二人で模索していく準備をしっかりとしましょう。
最後に、繰り返しになりますが、子育ては妻だけでなく夫婦二人が当事者です。
それぞれの夫婦でしっかり話し合い、準備することで、仕事も育児も楽しめるワーパパ・ワーママになりましょう!
記事のまとめ
ここ画像自動入力
- 子育ては、「妻」だけでなく「夫婦二人」が当事者。
- 会社や行政、民間の制度を「知らなかったから利用できなかった」ではもったいない。
- 現状に固執せず、夫婦にとってベストの方法をアップデートしていく。