- 英語を話せるようになりたい30代40代だけど、今から英語ができるようになりたい。
- 英語をペラペラ話せる人に憧れちゃう!
- 英語を日常的に使う仕事に就きたい!
こんな希望をもっている人も多いでしょう。
千里の道も一歩からと言いますが、どうせなら効率的に英語学習をして、できるだけ早く英語ができるようになりたいですよね!
しかーし、英語は基礎がものすごく大事なんです。
特に英語を話せるようになりたい30代40代の社会人は忙しいから、と言って基礎を飛ばしてTOEIC勉強や英会話に通う傾向があります。
基礎を飛ばして英語ができるようになることはありません。
今回は、英語を話せるようになりたい30代40代社会人が英語を最短で話すようになるための、英語学習の具体的な進め方についてご紹介したいと思います。
そのあとアメリカでテック系のスタートアップで働いた後に、いまはGAFAMで働いております。
30代40代の社会人の英語学習がいかにたいへんか、どうすれば効率的にやればいいかはイヤというほど経験してきました。
当時の自分が知っていればもっと早く英語ができるようになったと後悔しているので、みなさんにご共有できればと思います。
- 英語勉強の基礎の重要性がわかる
- 英語の基礎の学習方法がわかる
- 基礎の次のステップがわかる
【結論】文法、発音、単語が英語の基礎であり、基礎なくして英語力はつかない!
早速結論からまいりたいと思います。
英語は基礎無しにどれだけがむしゃらにやっても、早く上達することはありません。
スポーツでも基礎をおろそかにしては上達スピードが遅くなるように、英語も基礎ができていないとすぐに壁にぶちあたってしまい、成長が感じられなくなって挫折してしまいます。
そんな学習の無駄を防ぎ、英語学習を最大限効率的に進めるために知っておくべきことを本日お伝えします。
英語においての基礎は「文法・発音・単語」です。
学習の順序はこの順番で行うべきです。
『文法』は覚えるべきルールであり、ルールなくして言語を習得することはできません。
次に覚えるべきは『発音』であり、日本人がここを飛ばして学習しているヒトの多いこと、多いこと。
細かい内容は後述しますが、発音も音の数は決まっていますので、先に学習しましょう。
そして継続的に取り組むのが『単語』です。
単語は「単語に始まり単語に終わる」と言われるほど言語学習において重要な割合を占めています。
- 英語の基礎である「文法・発音・単語」からやるべき理由
- 【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep1】文法はルールである
- 【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep2】次にやることは「発音」
- 【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep3】単語を制するものは、英語を制する
- 基礎の次はなにをするべきのか?
英語を話せるようになりたい30代40代が英語の基礎である「文法・発音・単語」から学習するべき理由
英語の基礎は「文法・発音・単語」です。
とくに文法と発音に関しては学生のうちに一度は習っているはずです。
なぜ基礎である「文法・発音・単語」をやるべきなのかを説明していきたいと思います。
理由は大きくわけて2つあります。
【理由1】「文法・発音」は範囲が決まっている
文法・発音はとくに覚えるべき範囲が明確に決まっています。
文法は高校までに習ったことがほぼすべてになります。
文法は覚えるべき『英語という語学のルール』であり、『ルール』を知らずして文章読解はできません。
英語において文法はいらない!という人もたまにいますが、そんなことはありません。
ものすごく重要です。
次に発音に関してですが、こちらも重要です。
発音は発音記号だけでいうと約50個ほどと言われています。
終わりが明確なのです。
この発音を覚えると正確に『英語の音』を認識できるようになります。
『日本語の音』で『英語の音』をすべて認識することは不可能です。
【理由2】文法・発音・単語が出来ると、英語学習の効率が飛躍的に向上する
『文法・発音・単語』は英語学習のすべての基礎となっているため、ちゃんと押さえておくことで以降の学習効率がよくなります。
文法がきちっと理解できていれば文の構造を間違えることは減っていきます。
ちゃんとした発音を覚えておけば正しい音を聞き分けることが可能になります。
つまりリスニング力が時間とともに急激にのびる、ということです。
次に、単語を多く覚えることで文章読解でつまづくことが減っていきます。
この3つの基礎をきちんと押さえておくことは、この後の英語学習において非常に重要になります。
今回はこの3つの基礎ある「文法・発音・単語」について3ステップで学習していく方法をお伝えします。
"英語の基礎である「文法・発音・単語」から学習するべき理由" まとめ
- 文法・発音・単語はすべての英語の基礎
- 「文法・発音」は範囲が決まっている
- 文法・発音・単語が出来ると、英語学習の効率が飛躍的に向上する
【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep1】文法はルールである。ルール知らずして上達の道はない
英文法は英語という言葉の『ルール』です。
ルールを知らずに応用はないと思いましょう。
高校生までに習った文法はすべて理解出来ていますか?
きちんと『ヒトに教えられるレベル』でないと、理解出来ているとは言えません。
意外と英語にたくさんの時間を費やしているのに英文法をしっかりと押さえている人が少ない印象があります。
具体的な文法学習はこちらの3つがポイントになります。
文法学習の3つのポイント
- 高校生までに習う文法をヒトに教えられるレベルにする
- 勉強期間は2ヶ月以内にする
- 時間がとれないなら塾に行く
【要点1】人に説明できるレベルになる
大前提である『英文法をマスターしたレベル感』を共有させてください。
英文法をマスターしたということは、高校生までに習う英文法をヒトに教えられるレベルであるということです。
高校レベル全ての範囲です。
不安な方はこちらの文法書で勉強しましょう。(高校のときの青チャートなどの文法でも大丈夫です)
どちらも文法では『超』がつくほど有名です。
【要点2】勉強にかける時間は2ヶ月以内
英文法学習に費やす期間は2ヶ月以内を目安にしましょう。
なぜ2ヶ月かというと、文法の範囲が決まっている事と、人の記憶力が関係しているからです。
人の記憶は忘却曲線で知られる通り、すぐに忘れてしまいます。
ですので、出来る限り勉強時間を圧縮して一気に学習するのが効率的です。
センター試験で9割くらい取れていたヒトはさっと文法の本を見直す程度で思い出すはずです。
7割以下だったヒトは文法をちゃんとカバーしていない可能性が高いですのでしっかりやり込みましょう。
そんなヒトは1日3時間を2ヶ月続ければ文法の範囲は終わるはずです。
【要点3】時間がないなら塾に行く
もし自分で勉強する時間を確保出来ない人は英語の塾に行ってください。
大学受験のときもみなさん塾に行きましたよね?
自分で勉強する習慣がないヒト、時間を確保出来ないヒトは塾に行きましょう。
特に文法は範囲が限られているため、費用対効果が高くおすすめです。
社会人にとって『時間』は『お金』と等しく貴重です。
効率よく学習するにはサービスを利用するのも一つの手になります。
AGOSなどの英語塾の大手がおすすめです。
・AGOSの公式サイト:https://www.agos.co.jp/program/test_program/base_grammar/
・ECC学院の公式サイト:https://www.ecc.jp/lpi/senka_3month/
"【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep1】文法はルールである" まとめ
- 高校までの英文法を人に説明できるレベルになること
- 勉強にかける時間は2ヶ月以内にする
- 時間ないなら塾に行く
【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep2】次にやることは「発音」。言葉なのにちゃんとした音知らなくていいの?
文法の次は発音になります。
みなさん「発音記号」ご存知でしょうか?
全部覚えていますか?
発音記号を理解せずに英語をペラペラに話そうとするのは、大人のアプローチとして得策とは言えません。
正しい音を知らずして、英語が話せるようになるのは難しいのです。
まずは、以下の順に英語の発音をマスターしてください。
- 発音記号
- 発音の仕方
- 音の変化
【パート1】発音記号をマスターする
発音に関して、なによりも知っておくべきことがあります。
日本語の音では、英語の音をすべて理解することはできません。
日本語の母音はたったの5音に対し、英語の母音は24個あります。
子音も日本は16個に対して、英語は24個あると言われています。
つまりカタカナ英語では、英語を理解することは不可能なのです。
日本人がここを飛ばして学習しているヒトの多いこと、多いこと。
これが日本の英語教育の諸悪の根源だと筆者は考えています。
どんな本でもかまわないので、この発音記号を覚えてください。
筆者はこの教材でマスターしました。
実際に筆者が使った本がこちらになります。
今は新版が出ていますので、こちらでも大丈夫です。
【パート2】発音の仕方をマスターする
次にそれぞれの発音記号の音を学習しましょう。
発音記号を見て100%音を再現できるレベルに達してください。
ここの段階が残り何十年の英語学習に大きな影響を及ぼします。
正しい発音ができることは、リスニング、スピーキングにおいて大きなアドバンテージになります。
こちらの本で学習することをおすすめします。
上記でもおすすめしましたが、筆者がこちらでマスターしました。
筆者はこの本で発音を勉強して、本当に外国人の英語が聞き分けられるようになりました。
自分で発音できる英語の音は、聞こえるんです。
はじめは同じに聞こえても、ちゃんと自分で発音できるとまったく違うものだと理解できます。
【パート3】音の変化のパターンを覚えていく
最後に音の変化を勉強します。これは「リエゾン」と呼ばれます。
たとえば、「Thank you」という発音は、「さんく ゆー」とはなりません。(便宜上カタカナ表現しています。)
「さんきゅー」となります。
このような単語の最後の子音と次の語頭の母音がつながって発音されるような現象が『リエゾン』のひとつの例になります。
これにはパターンがあり、パターンを習得して、実際の音で反復することで、本当に音が聞こえるようになります。
英語耳で学習しても良いですし、スタディサプリで勉強しても大丈夫です。
スタディサプリの公式サイト:https://eigosapuri.jp/promotions/ad/personal-coach/campaign/
"【Step2】次にやることは「発音」" まとめ
- 発音記号を知らない人が多い
- 自分で発音できると、聞き分けられる
- 音の変化のパターンがわかると感動
【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep3】単語を制するものは、英語を制する
ステップ3では『単語』を頭に入れていきます。
単語は英語学習でこの上なく重要になります。
語彙力とも表現され「使える単語数で英語力が推し量れる」と言われるほど重要です。
単語がわからないとそもそも文章が理解できませんし、リスニングすることもできません。
高校レベル、大学受験レベルをクリアしてはじめて基礎が終わったといえます。
TOEICを目指されている方のために番外編でTOEICも追加しました。
【パート1】高校レベル
最初にやることは自身のレベルの確認も込めて、高校レベルの単語と確認します。
このレベルの英単語が頭に入っていると英語の文章の50~60%くらいが理解できるようになります。
つまり『基礎中の基礎』になります。
大定番のターゲットでは、part1,2をすべて覚えるレベルです。
筆者のおすすめは「Core1900」「Duo3.0」で、前半70%をすべてカバーするレベルになります。(「ターゲット』や「システム英単語」でも大丈夫です)
もし単語帳を見るのが苦痛な人はiKnowというアプリをおすすめします。
iKnowの公式サイト:https://iknow.jp/
【パート2】大学受験レベル
次に確認するレベルが大学受験レベルの単語になります。
大学受験の単語を押さえると、通常のビジネスで使うレベルでは少し物足りませんが、70~80%くらいが理解できるようになると思います。
こちらは「Core1900」「Duo3.0」の英単語が95%ほど覚えればクリアです。
最後の章などになると知らない単語と「こんにちは」することもあります。
【番外編】TOEICレベル
TOEICを勉強の目的にされている方もいると思いますので、ご紹介します。
英語という言語は、用途や状況に応じていろんな単語を使い分けるので、語彙が充実するまでは文章を読むのが苦痛かもしれません。
しかしこれらの英単語帳を一度マスターすると、本当に苦もなく英文が読めるようになります。
TOEICレベルの単語が頭に入っているとビジネスでは90%近く理解できるようになります。
こちらをマスターすることで900点まで問題ありません。
より詳しくTOEICの勉強法を知りたい方はこちらの記事も読んでみて下さい。
>>【公式】TOEICの点数を絶対上げる勉強法【TOEICの点数が上がらないと悩んでいる人・TOEIC初心者・社会人向け】
"【英語を話せるようになりたい30代40代向けStep3】単語を制するものは、英語を制する" まとめ
- 高校レベルの単語
- 大学受験レベルの単語
- TOEICレベルの単語
【英語を話せるようになりたい30代40代の英語学習】基礎の次は何をするべき?目的別おすすめ
基礎固めの3ステップが終わったら、次は実際の英語の応用の道へと進んでいく準備ができます。
基礎が終わったあとに進むべき英語の道のりをご紹介したいと思います。
ここでは目的別のおすすめ英語学習をまとめています。
【目的1】ビジネスで使う→TOEICがおすすめ
日本において英語力を示す指標は『TOEIC』です。
これはこの先も変わることはないでしょう。
TOEIC700点で管理職試験をパスでき、800点で転職で有利に、900点で外資系や海外部署にいくことができる目安となります。
英語と年収の関係性を詳しく知りたい方は、詳細をまとめたこちらの記事を参考にしてみて下さい。
>>英語と年収の関係性!英語ができると年収も上がる!【年収1,500万円も夢じゃない】
英語で何を目標にして良いかわからないヒトも、TOEICは取得しておいて損はありません。
TOEICの勉強方法はこちらの記事でご紹介しています。
また英語を話せるようになる裏技として、英語を話すしか無い環境に自分を置く=外資系へ転職という手段もあります。
外資系企業は必ずしもTOEICの高スコアを要求する会社ばかりでないので、一度転職エージェントに話を聞いてみるのもありです。
>>30代におすすめの転職サイト・転職エージェント22選比較ランキング|実際に使って役立ったものから厳選
こんな方にはTOEICがおすすめ
- 転職で有利になりたい
- 外資で働きたい
- 管理職になるのに必要
- 年収を上げたい
- 社内公募を利用したい
【目的2】大学院や海外移住→TOEFL, IELTSがおすすめ
海外で働きたい、英語圏への移住を考えているヒト、海外の大学院へ進学を考えているヒトはTOEFLまたはIELTSをおすすめします。
TOEFLはアメリカ、IELTSはイギリス発祥のテストになります。
テストの方式が似て非なるものになります。
どちらもReading,Listening,Speaking,Writingの4つのパートで構成されています。
TOEFLはすべてパソコンでつけるテストに対し、IELTSは紙ベースのテストになります。
英語圏の大学院でTOEFL, IELTSのスコアが要求されていたり、移住の際に要求されることもあります。
どちらのテストも一定以上のスコアを取得すると、海外の大学院に行くチャンスを得られたり、移住のビザが取得できたりといったメリットがあります。
こんな方にはTOEFL, IELTSがおすすめ
- 海外で働きたい
- 英語への移住がしたい
- 海外の大学院進学
- 海外でも使える英語力の証明
【目的3】旅行や外国人の友達とお話したい→英会話に注力がおすすめ
次にTOEICではまったく身につかないスピーキング力をつけたいヒトは、『英会話力』で身につけましょう。
TOEICで高得点をとっているのに、英会話出来ない人が多いのよく言われる話です。
その理由は、読み書きしてても、おしゃべりする能力は発達しないからです。
要するに英語を含めた言語は、しゃべった分だけしゃべれるようになります。
英語の会議をリードできるようになりたい人もここに属します。
おすすめは、CamblyとNative Campです。
Camblyはネイティブの方たちとオンラインで気軽に英会話できるサービスです。
こちらからとんでいただければ、無料のクーポンが取得できます。
ネイティブキャンプは自分で作った文章を元に、英会話の先生と話すサービスになります。
自分が作った文章を元に会話するので、英語学習に必要なすべての要素を一気に学習でき効率的になります。
こんな方には英会話がおすすめ
- 英語の会議で必要
- 旅行で英語が使いたい
- 外国人の友達がほしい
- 外国人の彼氏・彼女がほしい
"【30代40代の英語学習】基礎の次は何をするべき?" まとめ
- ビジネスで使う→TOEICがおすすめ
- 大学院や海外移住→TOEFL, IELTSがおすすめ
- 旅行や外国人の友達とお話したい→英会話に注力がおすすめ
"【英語を話せるようになりたい30代40代向け】英語が話せるようになる勉強法" まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハイキャリアを目的として英語学習を検討している方は、TOEICがハイキャリアへの近道である理由をまとめたこちらの記事もお読み下さい。
>>ハイキャリアへの近道はTOEIC【前編:TOEICの上げ方】
最後にこの記事のまとめです。
記事のまとめ
ここ画像自動入力
- 英語の基礎は「文法・発音・単語」
- 基礎なくして英語上達はない
- 基礎が終われば、目的別の英語学習にすすむ