- そろそろ今の仕事に飽きてきた
- 周りで転職する人が増えてきた
- 毎日毎日いやなことばっかりで転職したい!
いまの仕事を初めて数年の方も、もう数十年経った方もいまの仕事・職場に100%満足している人は少ないのではないでしょうか。
「いまって転職のタイミング?」そう頭をよぎっている人もいることでしょう。
昨今、転職することが普通となってきています。いまの世の中のトレンドは、新たな働き方をしていく世界に移行していくと言われています。
今後は自分の人生の手綱を自分で握る必要性がますます高くなっていきます。
終身雇用はもはや破綻寸前です。
あのトヨタの社長も終身雇用は難しいと断言しています。
じゃあ転職準備するか!!と思ったあなた、ちょっとまってください!
転職する前に立ち返ってみてほしいのです。
ハーバードビジネススクールでの研究で、よくある転職での失敗の報告が出ており、警告を出しています。
みなさんも一度自分自身の人生を考えてみてください。
- 転職する前に確認しておくこと
- 転職で失敗してしまう3つの理由
- 今後とるべき行動
結論:転職はあくまで手段。慢心することなく、キャリア設計に基づいて転職を計画し行動しよう!
『転職することによってみんなハッピーになるのか?』
実は転職において気をつけるべきことがあります。
現実は『約4人に1人が転職で失敗』だと感じています。
本来はキャリアアップや次の挑戦につながっていくはずのものなのですが、現実は約25%の人が転職で失敗したと感じています。
ではなぜ転職で失敗してしまうのでしょうか。
ハーバードビジネススクールの研究から転職に失敗する人たちの傾向を解説します。
ハーバードビジネススクールの研究結果では、転職をする際によくやりがちなミスを3つあげて、いまから転職する人たちに警告をだしています。
それぞれを詳しく説明していきます。
- お金に執着して仕事を決めてしまう
- いまの仕事から逃げの転職
- 自己評価が高すぎ、または低すぎ問題
【失敗の理由1】お金に執着して仕事を決めてしまう
ハーバードが警告している転職での失敗の1つ目の理由は、お金にあまりにも執着してしまうことです。
お金を最優先に自分の仕事を決めてしまうとロクなことがありません。
お金のために倫理観を無視した仕事をしても良いか?というとそうではありませんよね?
お金は大事!でも守銭奴にはなるな!
年収は実際に生きていく上でものすごく大事な要素なのですが、転職においては年収だけに固執してしまうといいことがありません。
なぜなら、人の意識は給料にもっていかれやすいからです。
お金に固執してしまうと、せっかく前職で培ったスキル、知識、経験、コネをうまく活かせる職場を選ぶことが難しくなります。
お金を十分に持っていない状態のときはさらに注意が必要です。
実際の研究結果で、「お金が足りない状況」というだけで人間のIQは下がってしまうことがわかっています。(欠乏の行動経済学より)
ここでのお金がないという意味は、年収の高い、低いは関係なく、あくまでお金が足りない状況という事です。
つまり、【「収入」−「支出」】がマイナスになっている人たちです。
このお金がないときは特にお金に固執したくなり、年収以外の仕事の要素を無視しがちです。
仕事の満足度は、職場の人の質が大きく影響する
働く満足度は、皆さんが一緒に働く人の質が大きく影響します。
皆さんの職場に仲の良い人(例えば親友)が3人いるだけで、満足度が飛躍的に向上します。
給料と合わせて考えてみます。
月収20万円と月収60万円の仕事どっちが良い?と聞くと、後者(給料60万円)のほうが満足度が格段によさそうですよね。
しかし、 【月収20万円+良い職場環境】と【月収60万円+ギスギスした職場環境】だと、満足度はほぼ同じことがわかっています。
よく高給取りの広告マンや証券マンが、愚痴を吐きながらストレス発散にお金を散財しているのみかけますが、これが理由です。
逆に給料が高くなくて仲良し職場でニコニコ長く働けるのも、うなづけますね!
”【失敗の理由1】お金に執着して仕事を決めてしまう” まとめ
- お金は大事だがお金最優先は失敗しやすい
- お金がない状態のときは正常な判断ができない
- 仕事の満足度は働く環境に大きく依存する
【失敗の理由2】いまの仕事から逃げの転職
ハーバードが警告している転職での失敗の2つ目の理由は、いまの仕事から逃げの転職です。
誰だって逃げ出したいときはあります。
理不尽な職場、関係の悪い職場、毎日いやで過ごす日々。
しかし、これだけは覚えておいてください、逃げの転職で良いことはありません。
逃げちゃだめだ!
今の職場が辛いから嫌だからやめる。これははっきり言いますが、良いことはありません!
やりたいことがあり、それを叶えるための転職は素晴らしいことですが、いまの仕事から逃げたい一心で転職を考えることは、一度見直しましょう。
現実逃避で転職をした場合、次の職場で不満が出てくるとすぐやめてしまうくせが出て、自身をとりまく環境を改善する努力をしなくなります。
これを繰り返すことは長期的に見て年収が落ちていきます。
キャリアを良い方向に構築していくためには逃げの転職はマイナスです。
ただし、大事なことですが、条件が下がっても良いのであれば転職して大丈夫です!
とくに、心身に影響がある場合はすぐに転職を検討してください。
判断ポイント
改善思考の重要性
なぜ年収が落ちていくのでしょうか。
それは、自分自身を客観視して、どこを伸ばせるか、悪いところをどう改善できるかと思考して行動することをしなくなるからです。
対人関係においても、完璧な人なんてほとんどいないため、うまく付き合っていく必要があります。
例えば、佐藤さんは仕事が早いのは良いけどしゃべりは高圧的などとわかっていれば、苦手な部分を避けるなど工夫して付き合うことができます。
いままで佐藤さん自身を避けていたが、佐藤さんと仕事をすることであなたも学べて仕事の成果が増す可能性もあるわけです。
日々改善していくのは人生においてすごく重要なことなのです。
楽天の創業者である三木谷さんも「改善」を会社のメッセージに入れているくらいです。
"【失敗の理由2】いまの仕事から逃げの転職" まとめ
- 逃げの転職で良いことはない
- 心身に影響がでているときはすぐに転職
- 改善していく思考が重要
【失敗の理由3】自己評価が高すぎ、または低すぎ問題
ハーバードが警告している転職での失敗の3つ目の理由は、自己評価が高すぎる、または低すぎることです。
自己評価が高すぎる人が失敗するのはなんとなく想像つきますね。
実は、自己評価が低いことも転職においては足を引っ張る可能性があります。
おれ中学のとき4番でエース病になるな!(井の中の蛙になるな)
皆さんも社会に出てみて思ったことがあると思います。
日本人は謙虚だと言われますが、意外と自信過剰な人もいますよね。
自信がありすぎて、「おれはどこでもやっていけるからなー」となっている人をよく見かけます。
「おれはもっと評価されるべき」、と考え自分自身を客観的にみて、改善していくことをしない。
そして、改善しないから成長していかないことを理解出来ていない人が多いこと。
Googleが最も大事にしている知的謙遜がまったくないといえます。(知的謙遜とは)
つまり、将来大したやつにならないのです。
中学のときに4番でエースで活躍してた自慢話をしてる人いませんか?それです。
私がお逢いする成功者の方でそんな人はみたことないですね。
自分を下に見るのも良くない
逆に自信がなさすぎるのもよくありません。
新しい挑戦などの機会があっても、自分は能力ないから、自分にはできない、とせっかくのチャンスをスルーしてしまっています。
このパターンは自己評価が高く、失敗したくない人も含まれます。
これを克服していくには、会社以外の人から自分がどういう見え方をしているのか、また、社外の人がどんな生き方をしているのかについて話す機会があると、自分を客観視していくことができます。
それを通じて慢心ではない、自分の自信となる部分が見えてくるはずです。
具体的な行動としては、信頼できる転職エージェントと自身のキャリア設計についてコンサルティングしてもらったり、尊敬できる人にメンターをお願いして、自身を棚卸しすることがおすすめです。
僕も適切な評価をメンターや転職エージェントの方になどに相談してみます!
"【失敗の理由3】自己評価が高すぎ、または低すぎ問題" まとめ
- 自己評価が高すぎるのも低すぎるのも良くない
- 自分がすごいと思っている人は大体たいしたことない
- 自分を下に見ているとチャンスを棒にふってしまう
皆さんにしてほしいこと
ここまでで、ハーバードビジネススクールの研究結果から転職で気をつけるべきポイントをみてきました。
では、どうすればよくある失敗をせず、自分の望んだ転職ができるのかお伝えできればと思います。
大事なのは行動に移せるかです。
行動が人生を変えます。
自分一人で解決するのが難しいことに挑戦した経験がある人は、誰もが共感してくれます。
おすすめの方法は2つあって、ひとつが転職エージェントとキャリアについて話すこと、2つめがメンターをみつけ、定期的にキャリア面談してもらうことです。
転職エージェントは転職市場のプロ
転職市場を生業としている転職エージェントのコンサルタントに、自身のキャリア設計を手伝ってもらいましょう。
転職の意思を示すこと、あなたが市場で価値があることを満たせば、転職エージェントの方々は快くあなたのキャリア相談にのってくれます。
ちなみにほとんどの場合、皆さんが転職エージェントにお金を払うことなく無料で利用することができます。
いまの転職市場において、あなたの強みは何があり、改善するポイントはなにか見えてきます。
また、あなたが転職においてなにが大事なのかを見つけるいいチャンスにもなります。
筆者おすすめの転職エージェントは3つ
筆者経験から以下の3つの転職エージェントをおすすめします。筆者は目的に応じて相談してました。
1広い案件に対応するリクルートエージェント
2未経験案件も対応できるマイナビ転職
3ハイレベルに対応するJAC Recruitment
ココがポイント
転職を決意された人向けに、年収800万になるための転職の仕方を詳しく述べた記事もあるので、参考にしてみて下さい。
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年収800万円になるには?3年以内の達成方法【若手は転職3回で到達可能】
「年収がまったく上がらない↓↓」 「同期で大企業入った人と年収が倍くらい違うんですけど。。。」 「このまま年収500万円超えない人生なのかな」 なんていうお悩みをお抱えの方多いのではないでしょうか。 ...
成功している人はみなメンターを見つけています
次に、あなたが尊敬する人にメンタリングをお願いしましょう。
できれば社外で見つけることが望ましいです。
社会的に成功されている方は、意外と時間をとってくれるはずです(あなたが真剣であれば)。
筆者には3人のメンターがいます。2−3ヶ月に一度お時間を頂いてキャリア相談に乗って頂いています。
キャリアの先輩に、なぜいまの仕事をしているのか、どんなモチベーションなのか、今後のキャリア設計など聞いてもらい、フィードバックをもらいましょう。
きっと参考になるはずです。
もしそんな人がいないのであれば、スポットコンサルサービスを展開しているビザスクを利用し、キャリア相談できる人を探しましょう。
”皆さんにしてほしいこと” まとめ
- 自分ひとりで気負わず周りの力を借りる
- 転職エージェントを利用する
- メンターを見つける
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ハーバード・ビジネス・スクールの研究結果を見ながら皆さんが転職で陥りがちなことについて触れました。
自分ではわかっていてもなかなか行動に移すことはむずかしいと思います。
ですが、人からどう思われるか、失敗するかもしれない、そんな気持ちを一度飲み込んでぜひ行動に移してみてください。
この記事を読んで転職活動を進めていこうと検討している方は、転職活動の全体像をまとめたこちらの記事をお読みいただけると、スムーズに転職活動を進めていくことができます。
では、最後のこの記事での筆者からのまとめです。
記事のまとめ
ここ画像自動入力
- 年収以外にも目を向けよう!
- 逃げの転職にはいいことはない!!逃げちゃだめだ!(笑)
- 井の中の蛙にはなるな!
- 転職エージェントとキャリア設計しよう!
- メンターを見つけよう