- 世界を動かしているGAFAへの転職を本気で考えている
- GAFAへの転職の仕方が知りたい
- GAFAに転職できた話が聞きたい
世界を動かす企業として名だたるGoogle、Amazon、Facebook、Appleの4社。
この4社の頭文字を取って「GAFA」と呼ばれ、入社倍率は数百倍を超え、多くの人が憧れる企業群です。
この4社+Microsoftを足した「GAFAM」と呼ばれる5社の時価総額が、東証の約2,170社の時価総額の合計を越えてしまったというニュースにもなっています。
いま世の中は間違いなく「GAFA」を中心に動いています。
これらの会社がどのような人材が求めているのでしょうか?
GAFAで働くことについてネットでもあまり情報がなく、どうすれば転職ができるのかも謎に包まれています。
この記事では、GAFAの転職経験をもとにGAFAへの転職についての情報をまとめています。
GAFAが求めている人材の共通点、GAFAに転職する戦略をお伝えします。
- 求められている4つのスキル
- 応募方法と面接対策
- GAFAに転職するための具体的な3ステップ
(結論)GAFAへの転職は情報戦!準備あるのみ!
憧れの企業であるGAFAへの転職を考えている人も多いではないでしょうか。
皆さんに残念なお知らせですが、GAFAへの転職は情報戦です!
GAFAへの転職は情報を知らなければ、転職の入り口に立つことすら難しいのです。
理由は簡単で、倍率が単純に高いからです。
積極的に採用しなくても応募者は勝手に集まります。
ですので、GAFA側の採用チームもできる限り効率よく優秀な人にきてもらうために、色んなハードルを用意しています。
それをかいくぐって初めて土俵に乗ることができます。
GAFAに転職するには3つのステップである「調べる」、「準備する」、「応募する」に分けて説明していきます。
- GAFA転職へのステップ1:調べる
- GAFA転職へのステップ2:準備する
- GAFA転職へのステップ3:応募する
GAFA転職へのステップ1:調べる
GAFAに転職するためには、「調べる」、「準備する」、「応募する」というステップを踏むことが必要不可欠です。
この「調べる」というステップでは、文字通り情報戦です。
GAFAってどんな人物を求めていて、どんな募集があるのか考えたことはありますか?
もちろんそれぞれの会社で特色は異なりますが、GAFAを一括りにしてアプローチ方法を説明していきます。
主な募集職種を知る
はじめにGAFAで募集されている職種を把握しましょう!
職種によって募集されている求人の数に大きな偏りがあります。
GAFAの求人情報をきちんと調べてみるとわかりますが、主な募集職種は2つになります。
どの企業もエンジニア職と営業職の募集が多数あります。
どの企業もテック系の企業ですのでエンジニアを募集し、日本支社として営業機能を有しているので営業を多数必要としています。
ただしGoogleとAmazonは、日本市場において積極的に募集しているのに対し、Appleはあまり公に募集をしていません。
この募集状況に関してはstep3で解説します。
GAFAがもとめる4つのスキルを知る
GAFAが求めている人物像も共通する部分が多いことがわかります。
これは本社である米国でも同じような人物像を欲しています。(ただしアメリカではエンジニア関連職の求人が多くを占めます)
会社が公言している理想の社員や募集要項のスキルセットをまとめると、「英語力」、「分析思考力」、「戦略思考力」、「実行力」を求めていることがわかります。
各社の求人情報や募集要項はこちらから確認できます。(Appleのみ自社ホームページからポジションの確認が難しいのでLinkedinでの募集を掲載)
Google / Amazon / Facebook / Apple
以上をまとめるとこのようになります。
”GAFA転職へのステップ1:調べる”まとめ
- GAFAへの転職は情報戦
- GAFAの主な募集職種はエンジニア職と営業職
- GAFAは4つのスキルを求めている
GAFA転職へのステップ2:準備する
次に「調べる」でわかった募集職種を元に、GAFAの求人情報を確認して、現状のスキルやキャリアとのギャップを書き出す作業や実際の面接準備などを解説します。
「調べる」というステップは、実際に応募する前のステップの中で、最も大変でしんどい作業です。
しかし、このステップに力を入れられるかどうかで、GAFAへの転職が現実になるかどうかが決まります。
やること1:求められているレベルと現状の差を知る
なによりも最初にやるべきことは、いまの自分と求められているレベルがどれだけ違うのか認識することです。
いまの現在地を知ることなく、ゴールにたどり着くことはできません。
どのくらい乖離があるのか定量面と定性面から見ていきます。
現状と募集要項に向き合い、現状と目標のギャップを書き出す
応募書類を準備する前に、まず自分のスキルやキャリアが募集要項を満たす必要があります。
ですが、誰もが最初からGAFAに入れるスキルやキャリアを持っているわけではありません。
自分に何が足りないのかを明確にした上で準備をする必要があり、足りないものを明確にする方法を解説していきます。
やるべき準備作業としては、募集要項に対して、必須項目、あると良い項目をリストアップし、自分で評価をしてみて、現状と企業の求めている水準のギャップを測ります。
この準備作業はGAFA転職において、自分に足りないスキルやキャリアを正確に把握するために必要です。必ずやりましょう。
書き出し作業の具体例
ここでは、Googleの「Business Development Mangager」(シニアレベル)の募集要項を使って、自己評価をした例を記載しました。
募集要項で着目すべき3つの要点は「職務経験の長さ」、「ビジネス英語力」、「求められているスキル」にあります。
ではそこで自分が募集要項をどれぐらい満たしているか、例を確認していきましょう。
募集要項と現状の比較(シニアレベルの例)
この書き出し作業によって明確化した募集要項と現状とのギャップをまとめてみました。
では確認しましょう。
チェックしよう
- 英語力は満たしていましたか?
- 経験年数は足りていましたか?
- 専門性は自分の分野と一致していましたか?
もう一つの例として、「Digital Marketing Strategist」(ジュニアレベル)もみてみましょう。
募集要項と現状の比較(ジュニアレベルの例)
スキルやキャリアが足りていなければ、勉強などで時間をかけて準備しましょう。
一度GAFA以外に転職してそのスキルなどを身に着けるのも、ギャップを埋める良い方法だと思います。
ここでポイントのおさらいですが、重要ポイント4つは「英語力」、「分析思考力」、「戦略思考力」、「実行力」です。
ただし、リクルーターによると職務経歴は単なる目安だと言っていたので、他の項目を重要視すると良いと思います。
全体的に募集要項を満たしていると認識できれば次の応募準備に進みましょう。
(参考)GAFAに転職した筆者
筆者は社会人4年目のときに、GAFAに応募してことごとく振られました。
そこで足りていなかったのは、「英語力」、「戦略思考力」、「経験」だったと思います。
GAFAへの転職を失敗し、アメリカのスタートアップで「英語力」と「戦略思考力」と「経験」を身に着けたあとはGAFAからオファーをもらっています。
実際に筆者だけでなく、多くの人がGAFA以外に一度転職してスキルを身に着けてからGAFAに入っています。
やること2:応募書類を準備する
求められているレベル感がわかったあとは、応募に向けて準備していきます。
鬼門になるのが英語の履歴書(レジュメ)です。
英語の履歴書は日本語の職務経歴書と性質が大きく異なるため、時間をかけて準備する必要があります。
英語の履歴書の良し悪しで、書類審査や面接の評価も変わってくるほど重要です。
※興味のある方はこちらの記事で紹介しています。
英語の履歴書の第一歩
英語の履歴書の細かい作成方法は上記の記事を参考にしていただきたいのですが、英語の履歴書を作成するのは大変です。
特に英語の履歴書を作る最初の一歩に、ためらいが生じてしまいがちです。
そこで、最初の一歩におすすめなのがIndeedのレジュメ作成((英語のサイト)サービスです。
質問形式になっているので、順番に答えると英語のレジュメが完成します。
そこで得られたレジュメを、自身が良いと思うテンプレートに転記していきましょう。
英語の履歴書はネイティブにチェックしてもらう
英語の履歴書が完成したら、英語がネイティブの人にアドバイスをもらい、その後に添削をしてもらいます。
英語の履歴書は、自分の力だけで完成させることはほぼ不可能です。
転職と共に生きているアメリカ人ですら、英語の履歴書の添削は、プロにお願いしています。
やること3:面接対策をする
応募書類も出来上がりましたら、次はいよいよ面接対策です。
GAFAの面接対策は『準備』で決まります。
基本的に英語面接になりますので、『準備』を怠ると当日の鋭い質問で頭が真っ白にになり、トラウマになります。
英語面接の対策
日頃仕事で英語を使っていない人たちにとって最も大変なのが、英語の面接対策だと思います。
一朝一夕で身につくものではないので、きちんと準備をして望みましょう。
準備しておくべき質問は以下の5つのカテゴリーです。
質問カテゴリー
経験・スキルをみる質問
カルチャーフィット、チームフィットをみる質問
モチベーションの高さ、ミッションへの共感度をみる質問
地頭の良さをみる質問
コミュニケーション能力の判断 (面接全体を通じて)
社風に対する質問がある
面接時に、GAFAでは社風に対して質問がされる事があります。
特にGoogleとAmazonは、よく社風理解についての質問するのでしっかり対策しましょう。
GAFAはそれぞれで社風がかなり違うので、事前によく調べておく必要があります。
Googleの社風理解
最初にGoogleの社風理解ついての本を紹介します。
こちらの2冊が有効ですので、確認しましょう。
Amazonの社風理解
次にAmazonの社風理解ついて紹介します。
Amazonの場合は、アマゾンのホームページに記載のリーダーシッププリンシパルと以下の本から確認しましょう。
面接対策は、回答を暗記するくらいやり込もう
面接対策は以下のことを実践しましょう。
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手順1状況の整理を行うキャリアの棚卸しを行い、自分の強みやアピールポイントを整理しましょう。また、GAFAの社風なども整理しておきましょう。加えて、面接の質問リストも作成しましょう。
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手順2模擬面接を実施するリクルーターまたは友人に模擬面接を実施してもらいます。自己PR、職務経歴、転職理由はとくに準備しておきましょう。(録音が効果的です)
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手順3自己評価を行う自身の記憶や録音を参考に自分自身で、何が良かったか、何がわるかったか、を書き出しましょう。
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手順4改善していく自己評価の結果をもとに準備を深堀りしましょう。想定質問をブラッシュアップしたり、自己分析や企業分析を再度行う、情報収集をやり直すなどして、精度を上げていきましょう。
日本語で内容重視
これを1周目は、まず日本語で面接の流れを細部まで確認します。
2周目以降で、自身がついてきたら英語で行います。
図で確認するとこのようになります。
日本語での面接対策ができたら、次は英語で同じように対策します。
英語面接はオンライン英会話を使って実践形式
英語での面接対策は、レアジョブやネイティブキャンプを使用して、GAFAの面接対策だと伝えれば、模擬面接を実施してくれます。
その際は、フィードバックをしてほしいこと、質問してほしいことを先に伝えよう。
今回は英語での面接対策ですが、重要な事ですので、もう一度図で確認しましょう。
面接のできは、準備が90%を占める
面接については、もう何を聞かれても大丈夫だぞ、というレベルまで練習しておいてください。
練習でできなかったことが本番でできることはありません!!
「準備9割」というのが面接の成功の鉄則です。
"GAFA転職へのステップ2:準備する"まとめ
- 求められているレベルに達しているかは可視化して確認する
- 英語の履歴書は鬼門
- 英語の面接対策は準備で決まる
GAFA転職へのステップ3:応募する
「準備」が終わると、とうとう応募するフェーズに入ります。
ここで気をつけておきたいのが、応募にはいくつものパターンがあることです。
GoogleとAppleは転職サイトや転職エージェントで募集をほとんどしていないため、注意が必要です。
GAFA以外のIT系で転職をしたい方向けに、下の記事もありますので、参考にしてみて下さい。
>>30代におすすめの転職サイト・転職エージェント22選比較ランキング|実際に使って役立ったものから厳選
応募手段を知る
応募にはいくつかのパターンがあります。
パターン別におすすめ度(有利不利)をまとめました。
こちらを見ていただいてお分かりの通り、リファーラルとリクルーターが一番有力な手段です。
リファーラルはギフト
GAFAのどの会社でも応募方法としてベストは、GAFA現役社員からのリファーラル(社員推薦)です。
しかし、推薦してもらっても落ちるときはあっけなく落ちます。
あくまで入口が少し有利な程度なので、内定が保証されているわけではありません!!
また、リファーラルを出してくれる人にとっては、評判が下がったりのリスクがあるので、リファーラルを出してくれるには不義理をしてはいけません。
リファーラル以外の手段
リファーラルがないときは、Linkedinでリクルーターにコンタクトしてみるのが最も現実的なアプローチになります。
会社検索からGAFAを調べると、リクルーターにつながることができます。
Linkedin(リンクトイン)って何?という方や、Linkedin(リンクトイン)の効果的な使い方がわからない方は、下の記事も読んでみて下さい。
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【簡単】LinkedInの使い方と効果的な活用法!【フォロワー1万人超えの筆者が解説】
「LinkedIn(リンクトイン)を利用すると、転職できるか?」 「LinkedIn(リンクトイン)ってそこまで普及してないけど、実は使いこなすと楽に良い仕事に転職が可能なんじゃないのか?」 こう考え ...
”GAFA転職へのステップ3:応募する”まとめ
- 応募の手段は『リファーラル』と『リクルーター経由』が良い
- リファーラルはギフトであることを理解する
- リクルーター経由でコンタクトはLinkedinがおすすめ
(コラム)GAFAを受けた筆者の経験談
実は筆者は数年前にGAFAを受け、こっぴどく落ちており、まさかまた応募するなんて心にも思っておりませんでした。
GAFAは傾向として積極的に応募してくるような人ではなく、各企業でエース級で活躍している人を取りたがっているように思います。
筆者がGAFAから連絡をうけたときのお話を軽く共有させていただきます。
当時のメールはこんな感じです。(※2社しか残っていませんでした)
Amazonは、転職サイトのビズリーチ経由でリクルーターからスカウトメールを頂きました。
リクルーターから連絡もらったことで嬉しくなり応募することにしたんですよ。
それでいくつかリクルーターが候補となるポジションを話してくれてHiring Managerとつないでくれるんですよ
期間だと1ヶ月半〜2ヶ月はかかりました。回数は多いけど、毎回聞かれることは似てるので、きちんと準備したら大丈夫だな、と思いました。
でも合否が出ずに面接が続くのは精神的にこたえましたよ。
でもなんでそんな面接多いんですかね?ササッとやっっちゃえばいいのに
一人の面接官が悪い評価をつけても、他の面接官の評価が概ね良いと内定を出す、と行った形で公平に評価する仕組みにしてますよ。
幸運にも2社から内定をいただくことが出来たんで準備した甲斐がありました!
ベース+ボーナス:1200-2100万円
ストックオプション:200-400万円
“【GAFA転職対策はこれで決まり】GAFAへの転職成功に必要な3つのポイント“まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
謎に満ちたGAFAへの転職の内容をお伝えしました。
GAFAに転職するためには、以下の3ステップを理解して、行動に移すことおが非常に重要でした。
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Step1調べる募集職種と求められている人物像の確認
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Step2準備する現実と目標のギャップを確認すること、英語レジュメと面接対策
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Step3応募する適切な応募ルートから応募する
GAFAで求めれている共通するスキルを磨いておくことも重要でしたね!
GAFA以外でもキャリアアップを検討している方は、転職の全体像をわかりやすくまとめたこちらの記事も参考にしてみて下さい。
>>【図解】【キャリアアップしたい人向け】転職活動の全体像を分かりやすく解説
最後に記事のまとめになります。
記事のまとめ
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- GAFAの転職は情報戦
- GAFAへの転職は『調べる』『準備する』『応募する』の順番
- GAFAへの転職は準備が90%以上を占める